肝臓は沈黙の臓器

肝臓は沈黙の臓器

肝臓は「沈黙の臓器」
これはよく耳にするフレーズではないかと思います。
でも、なぜ「沈黙の臓器」と呼ばれているのか、その理由についてきちんと知っていますか?

 

ここでは肝臓が「沈黙の臓器」と呼ばれる理由についてご説明したいと思います。

肝臓は本来頑丈な臓器

肝臓

肝臓には3000億個以上の肝細胞があります。仮に何かしらの影響やダメージを受けてこの一部の細胞が壊れてしまったとしても、肝臓は細胞を再生する能力を持っています。

 

また細胞が再生するまでは他の細胞がダメージを受けてしまった細胞の代わりをするという機能も持っているのです。肝臓は本来、タフな臓器というわけです。

 

また肝臓には門脈という独自の血管があるため、心臓や脳のように1つの血管に酸素の供給を頼っているわけではありません。
なので酸素不足になることもほとんどありません。

 

本来タフであるがために、ダメージを受けても表に出にくいという特徴があるのです。

知覚神経がない

他の臓器や肌などには知覚神経があります。
切られたり打ったり何かしらウイルスなどに侵されたりするとその知覚神経が脳に異常を知らせます。
これが痛みなどになって人間に危機を知らせるのです。

 

ですが、肝臓にはこの知覚神経がありません。
そのため、ダメージを受けたり異常が発生したりしても脳は感知することができないのです。

 

そのため、肝臓に異常が発生しても気づきにくく、
何かしら自覚症状が出てきたときにはすでに末期の状態になっている…ということが多いのです。

 

タフで再生機能を持っていて、かつ知覚神経がないということが重なったことにより、
肝臓の異常というのは気づかないうちに静かにゆっくりと、
しかし確実に進んでいってしまう、という傾向があるのです。

 

何も言わないけれど確実に症状が進んでいく…
そんな特徴から名付けられたのが「沈黙の臓器」という名前だったのです。

 

肝臓はなかなか悲鳴をあげません。
疲れていても「まだ頑張れる…!」となってしまっています。
でもそうして無理をさせてしまい続けると疲れがとれない、という状態が出てきてしまうのです。
気をつけましょう。